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§ はじめに

ここは、スマイルシンデレラ渋野日向子(以下、『しぶこ』と呼ぶ)のWeb追っかけの部屋です。
HPを立ち上げるに至った経緯を下記に示す。

●2019年8月4日、海外女子メジャー『AIG全英女子オープン:英国ウォーバーンGC、6,585yd
(Par 72)』にて、2打差の単独首位でスタートした渋野日向子プロが、7バーディ/1ボギー/1ダブルボギーの「68」でプレー、 通算18アンダーとして、メジャー初出場・初優勝を遂げた。
●1977年「全米女子プロ選手権」の樋口久子以来となる日本勢42年ぶり、2人目の海外女子メジャー制覇‼
●岡本綾子プロ、小林浩美プロ、宮里藍プロ、服部道子プロ…などの歴代の日本女子プロ
ゴルファーが、何度も挑戦して達成できなかった偉業を達成。
●この衝撃的なデビューを観て、渋野日向子(以下、『しぶこ』と略す)のファンになった。
 一躍、世界の注目を浴びるようになったスマイルシンデレラ、『しぶこ』を応援するため、
ホームページを立ち上げて、東京五輪への出場・メダル獲得への挑戦を記録することに決めた。
●ホームページで取り上げるテーマは、以下:
   ・『しぶこ』の活躍する写真、
   ・『しぶこ』のゴルフ成績:
      (大会別の日本での年間賞金ランキング、メルセデス・ランキング、
       平均ストロークなどのスタッツ、...の推移)
   ・五輪代表資格を決める世界ランキングの推移と予測、
   ・・・・

なお、Mar 5, 2020 更新版から、ページ構成(章立て,トピックス順序)を全面的に見直した。

★ 目 次 ★


第一章 女子ゴルファーのツアー成績
 1.1 主要選手の参戦ツアー2020
 1.2 『しぶこ』のツアー成績2020
第二章 女子ゴルフランキング
 2.1 世界ランキングの決定方法
 2.2 『しぶこ』の世界ランキング推移
  2.2.1 『しぶこ』の2020年6月末の世界ランキング予想 Part1
  2.2.2『しぶこ』の2020年6月末世界ランキング予想 Part2 [予想精度UP]
  2.2.3『しぶこ』の2020年6月末世界ランキング予想 Part3 [計算精度UP]
 2.3 五輪代表のライバルたち
  2.3.1 日本の五輪代表有力候補の畑岡奈紗と鈴木愛
  2.3.2 米国ツアー参戦の河本結
  (1)五輪代表獲得のための河本結の目標推定 Part1 [予想精度UP]
  (2)五輪代表獲得のための河本結の目標推定 Part2 [計算精度UP]
  2.3.3 その他の日本人プレイヤー五輪候補
  2.3.4  外国人プレイヤー五輪代表候補
第三章 『しぶこ』の活躍まとめ
 3.1【祝】 『しぶこ』、2019年JLPGAのMVP他、多数の賞を獲得!
 3.2 祝! 渋野日向子のAIG全英女子オープン優勝!!!
  3.2.1 『しぶこ』のAIG全英女子オープン優勝への軌跡
  3.2.2 最終スコア
第四章 『しぶこ』の写真集
 4.1 『しぶこ』の2019AIG全英女子オープンゴルフ写真集
 4.2 その他『しぶこ』の写真集

第一章 女子ゴルファーのツアー成績

1.1 主要選手の参戦ツアー2020

  • 『しぶこ』が2020年度に参戦するツアーの予想リストを下表に示す。『しぶこ』は、2020年6月までに、国内ツアー11試合、海外ツアー2試合、メジャー3試合の、 合計16試合に参戦すると予想した。
  • この表では、茶色文字:海外メジャー、黄色セル:2019年度『しぶこ』優勝ツアー、薄橙色セル:『しぶこ』参戦海外ツアー、灰色セル:『しぶこ』欠場国内ツアー、薄灰色:『しぶこ』欠場濃厚国内ツアー、 薄緑色セル:『しぶこ』ほぼ非参戦の海外ツアー、白色セル:『しぶこ』参戦国内ツアーでカテゴリ分けしてある。
  • オリンピック出場資格は、2020年6月末日時点での世界ランキングで決定。15位以内は4選手まで、それ以外は2選手/国までとなっている。
  • 4月以降の米国開催の海外ツアーへの参戦は、時差の関係及びJETラグの影響があるので、ツアー間の移動・準備日程に余裕が無く、米国ツアーを含めてその開催前後の週の国内ツアーとも、 かなりきついスケジュールになる。
  • したがって、前後の国内ツアーのいづれかは欠場の可能性がある。ここでは、高RPを獲得できる海外メジャーにターゲットを合わせて準備することを想定し、 海外メジャーの前週は、「欠場?」としてマークして、勝手に日程を組んだ。
  • 世界ランクで15位未満に転落し、ライバルの鈴木愛が15位以内をキープしていたら、欠場なしで連戦参加が予想されるし、反対に、より高い世界ランクにつくことが できれば、海外ツアーを欠場する余裕が出てくると思われる。
  • 海外ツアーで好成績を果たすことで正の連鎖が働き、余裕の日程で15位以内キープが確実になってほしいものだ。一方、海外メジャーや国内ツアーで予選落ちすることがあれば、 負の連鎖で、世界ランクを落として15位未満に転落すると、ライバルの鈴木愛などの他のライバルプレイーの順位とも関係するが、日本人2位をキープするために 欠場なしの連戦もやむなしとの戦略をとらざるを得なくなる。ここでの無理は、ケガのリスクの増大につながるので、心配だ。
  • その意味でも国内ツアー開幕前のタイとシンガポールの海外ツアーで好ポイントを稼げるかが、第一関門となるので、注目したい。
  • 尚、このリストにある優勝ポイントRPは、前年の優勝ポイントを記載してある。海外メジャーを除き、大会参加プレイヤーやコースの変更などで、RPは若干変動する。
  • オリンピック以降の日程だが、来年度からの米国女子ツアー出場権を懸けた予選会「Qシリーズ」に参戦するので、10/9-11/2の国内4ツアーは、欠場する可能性大である。
その後のツアー開催情報・選手情報など
New! ・ 国内女子ツアーは、6/25に無観客試合の「アースモンダミン・カップ」で、始まったが、それ以降の
7/23-7/26開催の「太東建託・いい部屋ネットレディス」までは中止が決定。「CAT Ladies」や8/27-8/30の
「ニトリレディス」は、今のところ未定だが、アースと同様に会長の英断で開催してほしいものだ。
「NOBUTA マスターズGCレディス」も開催中止。
・USLPGAツアーは、主なツアーは延期で、7/15開催のドウ・グレート・レイクス・ベイ招待から再開の
 予定と言うニュースがリリースされた。最初は無観客で開催されるとのことだが、米国では感染者数
 増加がまだ収まっていないので、厳しいかもしれない: Updated on May 7, 2020.
New! ・8/6にフランスで開催予定のLPGAメジャー「エビアン選手権」は中止が決定。
 同じヨーロッパの全英AIG女子オープンも開催されるか怪しい雲行き。そんな中、12月開催の全米オープン
 の出場者が発表された。既に出場権のある「しぶこ」、鈴木愛などの他、世界ランク上位の畑中奈佐、
 河本結、勝みなみの黄金世代も出場権を獲得。ただ、米国の現在の新規コロナ感染者数は、いまだ、
 2,000人/日で、約100人/日の日本とは比べられないほど多いので、12月までに収まり、開催されるか
 不透明。: Updated on July 2, 2020.


2020TourList

1.2 『しぶこ』のツアー成績2020

1.2.1  New!  アースモンダミン・カップ:6/25-6/28開催
  • 2020年度のJLPGAツアーが、3月開催から3か月以上遅れてやっと開催。「しぶこ」は、米ツアー参戦に備えてフォーム改造したが、その結果が裏目に出て、 また、運にも見放されて、スコアを落として、まさかの予選落ち!
  • 「しぶこ」のスコアを以下に示す:
    2020EarthMC
    図1.2.1-1 「アースモンダミック・カップ2020のしぶこ」スコア

  • 初日は、No.5Hで、マークの移動を戻し忘れするというチョンボで2打罰を食らうも、何とかEvenParまでスコアを戻し、59位タイ。
  • チョンボの経緯は以下の通り:
    • それは、No.5H(Par5)で起きた。大雨の影響で、「しぶこ」は、調子が今一で、途中のショットを曲げてしまったため、第4打でグリーン ONの映像が流れた。
    • ボールが、同伴者(横峯さくら?)のライン上にあったので、ボールのマークを移動(ここの映像は放送されていない)。
    • その後、大雨のためホーンが鳴り、40分間のプレイ中断。
    • 雨が止み、グリーンに貯まった水を排出するため、マーク上を何度もローラー掛けする映像が流れた。
    • その後、プレイが再開し、「しぶこ」は、1打でカップインする映像が流れた。
    • 解説者も含めて、誰もが、トラブルはあったものの、無事にNo.1Hから5連続Parをとったと思っていた。
    • ところが、次のホールの第1打のショットの映像が流れたとき、「しぶこ」の5Hのスコアがダブルボギーとなっていた。
    • 解説者は、Parのはずが、何故ダブルボギーか、理由が判らないと放送していた。
    • 「しぶこ」がNo.9Hにきたあたりで、このダブルボギーは「マークの戻し忘れによる2打罰」という説明があった。
    • 「しぶこ」は、No.5Hのホールアウト直後に気づき、2打罰の自己申告をしたとのこと。
  • OUTでの「しぶこ」3バーディは、キャディへの責任・糾弾が大きくならないように、「しぶこ」が必死で挽回したと思われる。 これは、「しぶこの独特のやさしさ」であるが、キャディ定由のためには、ならいように思う。このキャディは昨年から見ているがプロ意識が低いように思う。
  • 予選カットラインは70位タイの通算(Even)であり、初日の「しぶこ」は、このカットライン上だが、2打罰が無ければ、2アンダーのスコアであり、 それほど不調とはいえず、2日目終了時点では、余裕で通算4アンダーは、いくだろうと思っていた。
  • 2日目は、後半12:10にNo.10HのINスタート。午前中に止んでいた、強風が吹き始め、前途多難のスタート。
  • 強風のせいで、Parが続き、本来、得意のロングホール、No.14Hで、まさかのダブルボギー。それでも、No.15HとNo.17Hでバーディを取り、通算Evenに戻す。
  • しかし、No.18Hでショートパットを外して、通算+1でINを終了し、再び、予選カットラインのボーダープレイヤーになってしまった。
  • OUTに入っても、バーディパットが決まらず、予選カットラインのまま…ついに、No.5Hでバーディを取り、通算Evenに戻して、予選通過の見通しが立つ。
    後半に強い「しぶこ」なので、3日目以降に向けてバーディ―ラッシュによる積み上げの期待が高まった。
  • しかし、バーディどころか、No.6H, No.8Hで、ショートパットを外して、まさかの2ボギー。最難関のNo.9Hでパーオンし、最後の望みを託すバーディパットが外れて、 結局、2日目ホールアウト時点では、予選通過ラインに1打及ず、通算+2の暫定71位。
  • 上位70位タイまでが予選通過できるので、予選カットライン+1にいる後続のプレイヤが、一人でもボギーを出せば、予選カットラインが+2に上がり、 「しぶこ」も予選通過できる。
      特に、OUTの最終ホールのNo.9Hは、池ポチャが多い最難関のショートホール(鈴木愛は、池ポチャ+バンカーで+3をたたいた)であり、 ボギーをたたくプレイヤーが出てくる可能性もゼロではない。
  • +1の選手にしてみれば、ボギーをたたいても、予選カットラインが+2に上がり、結局、予選通過できるので、そんなプレイヤーが出てくるのでは、 あるいは、予選通過を望む「しぶこ」の全国*万人のファンのことを思って忖度するプレイヤーが出てくるのではと、期待して映像を見ていた。
  • そしたら、+1のプレイヤーではなく、通算EVENのプレイヤー(金澤志奈)が、No.9Hでまさかの池ポチャ!! 焦ったのか、その後もグリーンにのらず・よらずで、トリプルボギーをたたき、無残にも通算+3で予選落ち。
    予選カットラインが、一旦、+2にあがる奇跡が起きた。
  • しかし、その直後、別の+2のプレイヤー(淺井咲希)が、No.18Hで、取らなくても良いバーディを奪取し、再び、予選カットラインが+1に戻ったことが、 解説者から落胆気味に放送される... その後のNo.9Hにきた+1のプレイヤー達は、安全策で池から遠く離れたグリーンエッジに落とすショットばかりで、 ボギーを出すプレイヤーは、再び、現れずに万事休す。
  • たらればは無いが、やはり、2打罰が「しぶこ」の予選落ちを決定づけてしまった。大雨による中断があったとはいえ、マークの戻し忘れは、本人はもちろんだが、 キャディの責任でもある(岡本綾子も、これは戻し忘れを指摘しなかったキャディの責任で、プロとしてあるまじき行為と指摘している)。
    この行為によって、全国の「しぶこ」ファンを落胆させた責任は極めて大きいので猛省してもらいたい。
  • 「しぶこ」は、初日は朝早いスタートで大雨に遭遇して、2日目は午後のスタートで強風に悩まされてスコアが伸びなかった反面、初日遅いスタートのプレイヤーたちが、 好スコアを出して予選通過、且つ、2日目の上位を独占していることから、不公平感はあるが、これも運のなさで仕方のないことである。
  • 明日の優勝者は、現在トップの田中瑞希がすんなり優勝して、新ヒロインとなるか、或いは、鬼門のNo.9H(2日目/3日目で通算+5)を克服した鈴木愛か、 明日の大雨予報で会場が荒れて上位陣が崩れて、不調を脱して猛チャージした畑中奈紗が優勝するか、他の選手が現れるか…わかりません。
  • 予選落ちしたが、ファンをハラハラ・ドキドキさせるドラマを作ってくれる「しぶこ」は、やはり、他にはない、楽しませてくれる得難いプレイヤーだ。
    もし、このまま国内ツアーが開催されずに、全英AIGオープンが開催され、ディフェンディングチャンピオンとして、出場したら、 再び、予選落ちの可能性もある。 2日目後半の不調は、長い間試合が無かったことからくる疲労が、改造フォームを微妙に狂わしていったように思う。
  •  今回のチョンボや、ショット改造の調整不足を(疲労からくる微妙なズレの克服を含めて)、猛練習で克服して、昨年末の予選落ち直後の試合で優勝したように、 次の試合(いつあるか判らないが)で優勝争いして、米国のメジャーや全英AIGオープンに望んでもらいたい。
  •  最後に、コロナウイルス後初となるJLPGAツアーの開催を決断してくれ、且つ、YouTubeで無料で全ラウンド放送してくれた、アース会長や JLPGA及びアースモンダミン・カップ開催関係者(多くは、アースの社員と聞いています)に感謝の意を表明します。
1.2.2 アースモンダミン・カップ 最終日
EarthMCfinal
図1.2.2-1 「アースモンダミン・カップ2020」の最終日のOutスタートの組み合わせ

EarthMCResults
New! 図1.2.2-2 「アースモンダミン・カップ2020」の結果

・最終日の6/28(日)は、雨天のため、明日6/29(月)に順延。そこで、優勝争いをするOutスタートの組合せ
(図1.2.2-1)に従い、最終日の見どころを以下に示す。
New! 最終日の結果は、予想に反して、下記リストに無い、ベテラン渡邉綾香が、鈴木愛をPOで破り、5シーズンぶりに復活優勝。
以下に、見どころに対する結果を追記した: Updated July 1,2020
  • 第3組:黄金世代/河本結 vs プラチナ世代/安田祐香の女子大生対決
     首位から9打差なので、優勝は無理だが、この美人ギャル対決に注目。
    今年から米ツアーに参戦した”閣下”河本結と、米国メジャー「エビアンチャンピオンシップ2019」でローアマになるなど、
    アマ時代から世界で活躍し、今年からプロになった安田祐香(QT2位)の女子大生対決。
    、 実績もあり、将来有望な黄金世代vsプラチナ世代の対決は楽しみ。
    ・「閣下」河本結の勝ち。順位・スコアはパッとしなかったが、最終18Hで圧巻のイーグル奪取は流石に見せてくれたね。
     ・安田祐香は、伸びず。プロ初出場なので仕方ないが、初日82位から、2日目に難関のNo9Hでバーディを奪取し、予選通過したのは流石だ。
  • 第6組:美女と野獣の飛ばし屋対決
     首位と7打差だが、飛ばし屋なので、ロングホールでイーグル連発すれば、優勝の目もある。
    昨年ドライビングディスタンス首位の野獣 穴井詩と同3位の美女 原英梨花の飛ばし対決、特に、ロングホールや 距離の短いミドルホールでの飛ばし対決は見ものだ。
    ・原英莉花の勝ち。ただ、穴井詩もさすがの1打差で良い勝負をした。
      優勝スコアには2打届かなかったが、最終日の追い上げは流石で其々864万、424万の賞金を獲得。
  • 第7組:黄金世代実力派対決
    容姿はNG(ホンコンvsシュレック)だが、実力は文句なしの黄金世代同士の対決。
    こちらも爆発力があるので、7打差あるが、前半にBardieチャージし、上位陣のスコアが崩れれば、優勝の可能性もある。
    実力派なのでショートアイアンやグリーン周りのテクも見どころ。
    ・勝負は勝みなみの勝ちだが、最終日は両者ともオーバーパーで、残念な結果だ。
     ・畑岡奈紗は、初日No.9Hまでは、惜しいBardieパットを外しても-3のスコアという文句なし実力を
      発揮していた。これは、20アンダー越えのぶっちぎり優勝かと思い始めたところで、
      No.10Hでグリーン近くからの3打目のショットがだふってグリーンオーバーして
      Double Bogeyを叩いて以降、ショット・パターとも本来の実力を発揮できず。
      どこか、世界ランク5位とは思えない、故障があるかもしれないような不調さだった。
  • 第12組:関取vs細身対決
    横綱クラスの実力派 鈴木愛と酒井美紀vs細身美人の臼井麗華の対決。
    首位と4打差はあるが、首位の田中瑞希が優勝経験ないので、優勝経験豊富な横綱2人には、十分な優勝チャンスがあり、この対決は見もの。
    この2人に対して一見華奢な黄金世代の臼井麗香が、初優勝に向けて、どう挑むかも見もの。
    ・鈴木愛の勝ち。鈴木愛の最終日の追い上げは流石で、POの末の敗戦は残念。
      鬼門No.9H(Par3)で2日目池ポチャでTriple Bogey、3日目も池ポチャでDouble Bogey!
      最終日はParで凌いだのは流石だが、結局、ここでの+5が優勝を逃した敗因。
      それでも、昨年賞金女王の実力を見せ、優勝者と同スコアに纏め、通常のツアー優勝並みの
      2,112万の賞金獲得は見事。
     ・酒井美紀も敗れたとはいえ、上がり5ホールで3Bardieを取り、1打差に迫り、1,560万の
      賞金獲得は立派。
     ・臼井麗華は、両横綱に圧倒されたキャバ嬢という感じで、最終日+2の23位は残念。
  • 第13組(最終組):黄金世代vsプラチナ世代の優勝争い
     昨年アマでJLPGAツアーを優勝してプロになった売り出し中のプラチナ世代の2人目古江彩佳vs優勝経験のない黄金世代の一人田中瑞希の 優勝を争う直接対決。
    両者ともにプロ初優勝がかかるので、そのプレッシャー中、どんなプレイをできるか見もの。
    第3日目までのプレイを見ていると、3打差あるとはいえ、アマ時代の昨年のJLPGAツアー優勝、プロ後にリコー杯で2位の経験を 積んでる古江が有利か?いづれにしろ、ニューヒロインの誕生を予感させる。 ・田中瑞希の勝ち。初優勝のプレッシャーに負け、OUTの2Bogeyが致命傷になり、1打差の3位。
      ただ、1,560万の賞金獲得は立派な結果。
     ・古江彩佳は、最終日+2で、調子は上がらずに、早々と優勝争いから脱落し、17位と残念な結果。
      初優勝のプレッシャ―は、半端ないものだろう。
  • 黄金世代の小祝さくらや大里桃子も、ノーボギーで6アンダーの好スコアを出せれば、優勝のチャンスがあるし、 他のプレイヤーでも同様に、現状-5のプレイヤーであれば、優勝のチャンスがある。
    ・大里桃子は、首位と2打差の5位、小祝さくらは4打差の13位で、それなりのスコアだが、
      優勝争いには加われず。
  • 以上が見どころであるが、池ポチャのある難関のNo.9Hをクリアし、久しぶりの試合であるので疲労に負けず、幸運に恵まれたプレイヤーが 優勝するのであろう…それは、果たしてだれか、明日、8:00からYouTubeで 無料LIVE配信を観戦して楽しみたい。
    ・渡邉綾香の優勝は、大番狂わせ!。初日17位(-3)、2日目2位(-3)だが、3日目4位(-1)…
      最終日は、このまま崩れていくと思った。
      なぜなら、昨年ツアー成績は、ツアー30試合中決勝に進めたのはわずか7試合(予選落ち23試合)で、
     最高成績37位、年間獲得賞金115位(348万円)のシード外選手。それが、まさかの最終日(-4)で、
     昨年賞金女王をPOで下して優勝。
      最大の勝因は、初日は雨が止んだ12:50スタート、2日目は風の無い7:20スタートと、天候の恩恵で
     2日間で-6を稼げた点。且つ、昨年の成績から誰も優勝するとは思われず、ノープレッシャーと
     幸運が味方した結果だ。

第二章 女子ゴルフランキング

2.1 世界ランキングの決定方法

世界ランキングは、Rolex Rankingと呼ばれ、これを決める方法を以下に紹介する。

  • 2.1.1 優勝ポイント


    ツアー毎に、ある一定の規則に基づき優勝ポイント(以下、VPと呼ぶ)が設定されている (2020ツアーリスト記載の2019年度優勝Pointsの項参照)。
  • 2.1.2 順位の減少係数


    優勝者には、このVPが付与され、2位以下の決勝通過者には、順位に応じて、Table 4-1に示す減少係数r(k)だけ優勝ポイントから減じたポイントが付与される。 以下、プレイヤーが、ツアー毎に獲得するポイントを、便宜上、RP(Ranking Point)と定義して、呼ぶことにする。
    wrldRankRate
    • この減少係数は、海外メジャーツアーMajor、米国LPGAツアー、国内JLPGAツアーで共通であるが、優勝ポイントVPは、海外メジャー=100、 LPGAツアー=50前後、JLPGAツアー=20前後と大きく異なる。
    • 各ツアーの典型的な順位別RPをTable 4-3に示す。
      wrldRankRate
    • 同ストロークのプレイヤーが複数いる場合は、賞金の分け方と同じように、加算平均される。 例えば、海外メジャーで2位タイが3名いる場合、2から4位のRPを加算して3名で割った
      RP=(60+40+24)/3=41.3が付与される。
    • 海外メジャーでは、2位でもRP=60と、LPGAツアー優勝相当、国内ツアー3勝分のポイントを稼げる。
    • 一方、国内ツアーでは、優勝しても、RP=20前後で、海外メジャーの6位相当、LPGAツアーの3位相当と低い。
    • 更に、国内ツアーで2位だとRP=約12で、海外メジャーの12位相当、LPGAツアーで6-7位相当になる。
  • 2.1.3 経過週の減少係数


    直近の104週間内(2年間)に出場したツアーで獲得したRPを合計したポイントをTP(Total Points)と呼ぶ。ただし、直近13週まではそのまま加算されるが、 13週以前のRPは毎週一定の割合で重みづけされて減点され、直近13週の成績が重視されるルールになっている。
     具体的な数値をTable 4-2に示す。
    WeekRankRate
  • 2.1.4 ランキングポイント


      このTPを、直近104週で出場した試合数(Events Played, 試合数35未満の場合は35とする)で割った平均ポイント(以下、APと呼ぶ)の 大きい順に世界ランクが決まる。数式で表現すると、次式となる:


    Ranking Point RP(j) = VP(j) * r(k)
       ここに、 r(k): j週前のツアーの順位がkの時の減点係数
            VP(j): j週前のツアーの優勝ポイント

    TP=∑wj*RP(j,k)
    AP=TP/n
          ここに、n:プレイヤーの過去に参戦した試合数(Events played)
              RP:各ツアーでのプレイヤーの獲得ポイント
              wj:現時点からj週前のツアーの重み係数で、13週未満は1.0、
                14週以降は次式で表される:
                  wj=(92-j+13)/92

  • この優勝RPであるVPは、4日間の大会をベースとしているので、3日間の大会では減点される。また、VPは、大会に出場している世界ランク上位者の数と質、 コースの質の変化で増減するので、毎年同じではない。
  • TPが国内ツアーで獲得し難い理由は、世界ランク上位者が少ないからである。
  • 国内JLPGAツアーのRPは、4試合ある公式戦(国内メジャー)と普通の大会の差は無い…これはちょっとおかしい。男子並みに倍にして欲しいものだ。
  • 詳細を知りたい人は、Rolex RankingのFAQをクリック。
    尚、男子ゴルフの世界ランク計算方法は、女子と若干異なるが、 考え方は同じなので、参考にした…これが、今回の試合数の計算でミスが生じた原因。

2.2  New! 『しぶこ』の世界ランキング推移

  • 昨年度のTP推移を下図に示す。この推移をみると、世界ランクを顕著に伸ばした『しぶこ』以外の主な海外ツアープレイヤーは、Sei Young Kim(KOR、6位)、 Jeong Eun Lee6(KOR,7位)、Brooke M. Henderson(CAN、8位)だが、彼女らは既に『しぶこ』より、上位であり、『しぶこ』の世界ランク後退の要因にはならない。
  • それ以外のプレイヤーは、鈴木愛以外、それほど大きく伸びているプレイヤーはおらず、減少するか、横ばい状態にある。
  • これは、世界ランキング決定方法No.3のために、時間推移とともにTPが減少していき、ツアーで上位をそこそこキープしても減少を止めるか、 わずかに増加するだけであることを示す。
  • したがって、メジャー優勝または2位、米国ツアー優勝、国内では3連続優勝などで、一気に50-100ポイントを獲得しない限り、大きな順位変動は生じないと思われる。
    • The following graph is updated on Mar 5, 2020!
      wrldrank1
2.2.1 『しぶこ』の2020年6月末の世界ランキング予想 Part1 試合数ミス訂正し再評価

くり返しになるが、オリンピック出場資格は、2020年6月末日時点での世界ランキングで決定されるので、この時点での世界ランク15位以内が『しぶこ』の目標となる。
以下に、この6月末時点での『しぶこ』のTPと世界ランクを予想してみる:

注:最初にリリースしたJan 27, 2020版では、男子用計算方法で、且つ、試合数算出に誤解が
  あったので、15以内を実現するために必要な⊿TPが過大に評価し、厳しい結果となったが、
  試合数を見直した結果、五輪代表への条件は、かなり現実的なものとなった。

  • 最初に予測のベースとなるポイントを考える。このまま出場無しで6月末を迎えた場合の『しぶこ』のポイントは、現在のTP=217⇒147と2/3に減り、 AP=4.61⇒2.83になる。2019年7月1日の世界ランクと同じと仮定すると、その順位は31位に相当する。
  • 同様に、15位に相当するAPは、4.54である。
  • 『しぶこ』の2020年6月末時点の試合数nは、2020年度ツアーリストで〇印の15試合に出場する場合、
    7(2018年度7月以降)+33(2019年度)+15(2020年度6月末まで) = 55 {以前の評価は62}。
  • 15位確保に必要なTP=4.54×55≒250である。したがって、今後、6月までに獲得すべき⊿TP=250-147=で103、1試合当たりの平均TPは103/15=6.87が必要。 つまり、現時点でのAPの1.5倍が必要になる。
  • この数字は、マスコミが騒ぐほどに15位以内キープは簡単ではなく、私が漠然と思っていたよりも厳しそうだ。 (厳密には、最初の2試合は、13週を越えるため、さらに減点されるが、微小なので無視する)。
  • 次に、この数字の厳しさをもう少し詳しく評価してみる。
    • 『しぶこ』の2019年度末での15週分の獲得TP=177(国内ツアー優勝2回+全英女子オープン優勝含む)。
    • 5試合の海外ツアーで1勝した場合、RP>50を獲得できるので、前年度国内ツアー実績(優勝2回)相当の国内ツアーの活躍で⊿TP=177-100=77を稼げば、⊿TP=103-(77+50)<-23 となり、五輪代表確定と思われる。
    • さらに、国内ツアー1勝しかできなくても、優勝を除いた試合で昨年並みの活躍で⊿TP=103-(50+77-20)=-4となり、15位のボーダーを維持できそうだ。
    • 海外ツアーで優勝できない場合、前年度国内ツアー実績(優勝2回)相当の国内ツアーの活躍で、⊿TP=177-100=77なので、あと⊿TP=103-77=26を上乗せする必要がある。
    • これを国内ツアーだけで稼ぐとなると、さらに1勝と2位1回の上乗せ、つまり6月までの10試合で3勝と2位2~3回程度が必要で、ちょっと厳しい。
    • 現実的には、海外ツアー5試合で⊿TP=26を稼げば良い。これは、海外ツアーで優勝しなくても、3試合ある海外メジャーで4位以内1回か、10位以内2回でクリアできる数字だ。
    • また、『しぶこ』開幕戦のLPGA海外ツアー2試合の内、2位以内を1回達成すれば、クリアできる。
    • 以上の考察から、『しぶこ』開幕戦の海外ツアー2試合は、海外勢と今シーズン、どのように戦えて、何ポイント稼げるかが、今後の五輪代表を占う重要な大会となる。
    • 仮に、そこでの成績が振るわなくても、海外メジャーで優勝を争うTOP10の戦いができるように建て直すことができれば、五輪代表の望みは、かなりの高確率であると思われる。
    • この推測は2019年度世界ランクのベースで推定したものであり、2年目のジンクスで、『しぶこ』が国内ツアーで昨年並みの成績を残せ無いリスクや、また、世界ランク15位ボーダーのプレイヤーや新人ルーキーの活躍、 世界ランク上位プレーヤーの活躍での水準変化があるので、今後のTP・世界ランク推移に注目する必要がある。
2.2.2 『しぶこ』の2020年6月末世界ランキング予想 Part2 [予想精度UP]

*** しぶこの五輪代表獲得条件の評価: Updated on Feb 1, 2020 ***

 上記の予想は、試合数やTPをかなりラフに見積もっている。そこで、以下の内容でTPを正確に計算し、予想順位の精度を高めてみた。

  1. 各ツアー毎の優勝ポイントVPから順位減少係数をかけて、RPを正確に計算。
  2. RPから時間減少係数をかけて正確に計算して、TPを計算
  3. 得られたTPに隣接する2019/7/1の世界ランキングの2つの順位のTP値で、内挿補間して、順位を推定。
その結果を下表に示す:

ShibukoPlympic1

  • 出場無しの6月末TP=147⇒155、Events⇒40、 AP=2.83⇒3.88、予想順位31⇒17位となり、上述のラフ予想より、かなり良くなる。
  • 対象イベント数(直近2年間の試合数)試合数は、2020年度(国内ツアー10⇒11、海外ツアー2、メジャー3)であり、15⇒16試合と1試合増え、55⇒56。
  • この数値をベース推定した順位は以下の通り:
    1. 国内ツアー11試合を5位以内、海外ツアー5試合を10位内の平均的な成績で、世界ランク15位のボーダーとなる。
    2. これに、前年相当の活躍だとすると、当然、国内優勝1回が加わるはずで、その場合、12位相当と現時点でのランク相当になり、五輪出場は安泰。
    3. さらに、『しぶこ』開幕戦の2月の海外ツアー2試合のいづれかで優勝が加わると、AP=5.87で、世界ランクは10位に上昇。
    4. 1の成績に加えて、メジャーで1回優勝するだけで、世界ランク5位相当になり、日本人1位も見えてくる。
    5. 以上の考察から、国内1勝/他の国内ツアー5位以内/海外ツアー10位以内で、五輪代表は当確となる。この成績であればら、大きく調子を落としたり、 けがしない限り、『しぶこ』の実力なら五輪代表になれそうである。
New! 2.2.3『しぶこ』の2020年6月末世界ランキング予想 Part3 [計算精度UP]

*** しぶこの五輪代表獲得条件のRP計算精度UP: Updated on Mar 5, 2020 Feb 9, 2020 ***

 上記と同様に、各トーナメント毎の成績に対するRP,TPを正確に計算し、2019/7/1の世界ランキングのTP値から内挿補間して、世界ランキングを推定。
国内外のツアー成績に対する世界ランキング15位以内の可能性をケーススタディした結果をTable 3-1に示す。

ShibukoOlympic1

参戦予定であった海外ツアー2試合(ホンダLPGAタイランドとHSBC女子世界選手権)は、新型コロナウィルスの感染防止のため開催が中止された。
New! 更に、日本ツアーの第一・第二戦も開催中止。
ポイントの高いLPGAツアー2試合でポイントを稼げなくなり、更に国内二試合も参戦できなくなったことが、『しぶこ』の五輪出場獲得にどれだけ影響するか、 再評価し、更新した: Mar 5, 2020 Feb 15, 2020
その結果を下記のTable 3-1a, Table 3-1bに示す(更新個所は朱記)。
まとめると、前年並みに国内2勝すれば、それほど影響はないが、今後も開催中止の可能性があり、国内での一試合の重みが増し、メジャーでの試合の上位活躍が、 より重要性が増している。
 以下、更新後の数値を取り消し線の前に追記する。

ShibukoOlympic2 ShibukoOlympic3
 注:表中の数字、記号の意味は下記:
  • 表内の表中の*位の*はツアー成績順位、かっこの数字は試合数。
  • 五輪判定欄は、世界ランク15位以内の東京五輪代表資格の可能性を示す。
  • 記号の意味は、✖:16位以下でNG、△:15位ボーダー、〇:代表ほぼ確実、◎:代表確定

・出場無しの6月末の数値は、TP=155、Events=40、 AP=3.88、予想順位17位は、前の予想と同じ。
・①から⑦のケーススタディの詳細は以下:
  1. 前年の2019度成績(国内優勝2回、優勝以外平均順位10.7位 17.0位 )の場合:
    海外 0試合 2試合・メジャー3試合を15位であれば、TP= 244 246 257、AP= 4.70 4.55 4.59 世界ランキング 14.2位 14.9位 14.8位 、オリンピック出場資格はボーダーの△。
    これは、優勝を除く、6月までの 10試合 12試合 14試合 をAP= 5.23 4.49 4.69 の成績を残せれば達成できる。現時点のAP=4.56 に対して、1ptの上乗せが必要と同程度なので、十分達成可能
  2. >ツアー優勝が無い場合:
    国内11試合を6位、海外 0試合 2試合、メジャー3試合を 8位 10 の成績で、TP= 237 245 255 ,AP= 4.57 4.54 4.56 ,世界ランキングは 14.9位 15.0位 14.9位 で、 オリンピック出場資格はボーダーの△。
    優勝が無いと、今から6月末までの12試合 16試合 をAP= 6.78 6.4 6.3 の成績を残す必要があり、現時点のAP=4.56に対して、1試合当たり、2ポイント強の上乗せが必要。
    これには、国内9試合 11試合 で6位、メジャー ・海外 の試合で8位 10位 が必要で、厳しいかもしれない。
    これがどの程度厳しいのか、それとも『しぶこ』の実力であれば楽々達成できるのか、現時点では判断できない。
    その意味で、3月の海外ツアー2試合で10位を達成して、今年も海外で安定した戦いができることを示せれば、優勝が無くても五輪出場の可能性が高まる。
  3. >国内ツアー1勝の場合:
    国内ツアー優勝以外の8試合 10試合 で11位 8位 、海外 0 2 ・メジャー3試合で 10位 12位 で、TP= 237 247 255 、AP= 4.55 4.58 4.56 、 世界ランキングは 14.9位 14.8位 14.9位で、オリンピック出場資格はボーダーの△。
    ケース①より、国内、国外・メジャーともに順位が2位緩和され、これから6月末までのAP= 5.56 5.54 5.39 で、1試合当たりの上乗せは、1ポイント小さくなる。
  4. >国内ツアー2勝の場合:
    国内ツアー優勝以外の7試合 9試合 で 12位 10位 8位 、海外 0試合 2試合、メジャー3試合で16位で、世界ランキングは 14.9位 15.0位 14.6位となり、 オリンピック出場資格はボーダーの△。
    国内優勝2回、優勝以外 12位 10位 8位 、海外・メジャー16位は、『しぶこ』の実力からすれば、十分達成可能であり、国内を含めて、このケースを達成できるかが、
    五輪出場のキーとなる。
  5. 海外ツアー1勝の場合:
    このケースは、海外ツアー中止のため、無効:15 Feb,2020。
    国内ツアーの11試合で16位、海外・メジャーで20位で、TP=258,AP=4.61、世界ランキング14.6位となり、オリンピック出場資格はボーダーの△。
    これは、『しぶこ』が実力を発揮できれば、楽々クリアできそうなので、海外ツアー1勝、もしくは、メジャー2位(海外1勝相当)で、五輪ほぼ当確と思われる。
  6. メジャー1勝の場合:
    国内ツアーの11試合で20位、海外・ メジャー2試合で20位で、TP= 284 258 , AP= 5.27 4.61 、世界ランキング 11.0位 11.1位 となり、 オリンピック出場資格は、確定の◎。
    全試合20位以内は、『しぶこ』の実力からすれば、楽勝であり、メジャー1勝で、五輪代表は確実。
  7. 国内0勝、メジャー1勝の場合:
    国内ツアーの9試合で 32位 12位 8位海外試合で12位 、メジャー2試合で12位で、TP= 334 339 360 , AP= 5.23 6.28 6.42 、 世界ランキングは 11.1位 4.7位 4.37位となり、オリンピック出場資格は、確実の◎
  8. 国内2勝、メジャー1勝の場合:
    国内ツアーの7試合 9試合で 12位 8位海外試合で12位 、メジャー2試合で12位で、TP= 334 339 360 , AP= 6.43 6.28 6.42 、 世界ランキングは 4.35位 4.7位 4.37位となり、オリンピック出場資格は、もちろん確実の◎で、
    世界ランクは、TOP5で、畑岡奈紗に追いつける。五輪だけでなく、この高い目標を目指して、頑張ってほしいものだ。

以上の結果を纏めると次の通り:

  • 昨年後半並みにツアー2勝できれば、優勝以外の国内試合で 12位 17位海外・ メジャー 16位 15位 で、AP=4.57 4.65 の成績で、五輪代表はボーダーになる。
    これは、昨年後半並みの国内成績で五輪代表ボーダーになることを意味し、達成の可能性は高い。
  • 海外ツアー1勝か、メジャー2位以上で、五輪はほぼ確実、メジャー1勝すれば、五輪当確。
  • 『しぶこ』は、現時点では、相当優位であるが、鈴木愛ともども調子を落として、共に世界ランキング15位から落ちるような事態になれば、 6月の国内ツアー、メジャーツアーの一戦一戦の順位が非常に重要になってくる。



2.3 五輪代表のライバルたち

2.3.1 日本の五輪代表有力候補の畑岡奈紗と鈴木愛
  • 畑岡奈紗: 日本人プレイヤーでの世界ランクトップの5位で、米国LPGA(Ladies ProGolf Athociation)ツアー(以下、単に米国ツアーと呼ぶ)を主戦場に活躍中。2020年の米国ツアー初戦ではプレイオフで敗れ2位、 第2戦も2位と、いづれも惜しくも優勝を逃したが、開幕2試合で36ポイント(日本ツアー約2勝分)を獲得し、好調を維持している。この調子でいけば、計算するまでもなく、世界ランク15位以内は確実で、ケガでもない限り、五輪代表入りは確実。
  • 鈴木愛:現在、世界ランク15位のボーダーにいる。『しぶこ』、鈴木愛など日本人プレイヤーの2番手が、世界ランク16位以下になった時に、日本人枠の残り一人を争うことになる最大のライバル。 『しぶこ』、鈴木愛ともに15位以内になり、タイプの異なる3人(世界レベルで戦う安定の畑岡、海外メジャー優勝経験があり、爆発力の『しぶこ』、日本での第一人者で堅実な鈴木愛)が 五輪代表となれば、五輪メダルへの最強の布陣になる。
  • *** 開催中止の海外ツアーは、元々参戦の予定無いので、影響なし。
    >*** 五輪代表獲得条件のRP,TP計算精度UP: Updated on Mar 9 Feb 9, 2020 ***

     『しぶこ』と同様に、各トーナメント毎の成績に対するRP,TPを正確に計算し、2019/7/1の世界ランキングのTP値から内挿補間して、世界ランキングを推定。
    世界ランキング15位以内の成績条件をケーススタディした。 その結果をTable 3-3に示す: Updated on 9 Feb, 2020。

    AiOlympic3 AiOlympic4

    ・表中の記号、数字の意味は、『しぶこ』の Table 3-1の下を参照。
    ・このまま試合に出ないときの6月末の数値は、TP=141、Events=39、 AP=3.61、予想順位19位で、現在の14位から5位ダウン。

    1. 前年の2019年度成績の場合:
      前年成績は、国内2勝、CUT,WDが各1試合、それら以外の6試合の平均順位10.2位 10.8位 、メジャー1試合が22位だったので、
      TP= 209 210 、AP=4.34 4.2 、世界ランキング 15.6位 16位 で、オリンピック出場資格は✖。
    2. 前年の2019年度成績に加えて、CUT/WDの試合を予選通過、メジャー2試合を追加出場の場合:
      CUT/WDの試合を6位、メジャー3試合を14位 13位 の成績であれば、TP=229 237 、AP=4.58 4.56 、世界ランキング14.8位 14.9位 で、オリンピック出場資格はボーダーの△。
      この場合の優勝を除く、6月までのAPは 5.48 5.31で、現時点のAP=4.56から少し頑張れば、達成可能。
    3. ツアー優勝が無い場合:
      国内9試合 11試合 で4位、メジャー3試合で10位 11位 で、TP=233 241 , AP=4.56 4.55 , 世界ランキングは14.9位で、オリンピック出場資格はボーダーの△。
      勝が無いと、今から6月末までのAP= 7.68 7.22 であり、現時点のAP=4.56に対して、1試合当たり、3 ポイント弱2ポイント強 の上乗せが必要。
      AP= 7.68 7.22 は世界ランク2位相当であり、国内9試合 11試合で4位、全海外試合10位 11位 の達成は、困難であろう。したがって、五輪代表にはツアー優勝は必須。
    4. 国内ツアー1勝の場合:
      国内ツアー優勝以外の8試合 10試合 で5位、海外2・ メジャー3試合で12位で、TP=232 241 、AP=4.54、世界ランキングは15.0位で、オリンピック出場資格はボーダーの△。
      ケース①より、国内、国外・メジャーともに順位が1位だけ緩和され、これから6月末までのAP=6.49 5.24 で、1試合当たりの上乗せは、1ポイント小さくなる。
      しかし、現在のAP=4.56より、2ポイント弱 1ポイント弱 高いので、このケースも厳しい。
    5. 国内ツアー2勝の場合:
      国内ツアー優勝以外の7試合 8試合 で11位 8位 、メジャー3試合で12位で、世界ランキングは14.9位となり、オリンピック出場資格はボーダーの△。
      国内優勝2回、優勝以外11位 8位 は、鈴木愛の2019年後半の勢いがあれば、達成できそうだが、メジャー11位 12位 の達成がキーとなる。
      このケースが、五輪代表の現実的な条件である。
    6. 国内ツアー3勝の場合:
      国内ツアー9試合 11試合 の中で3勝、優勝以外の6試合 8試合 で 12 9位 、メジャー3試合で16位で、世界ランキングは14.8位 15.0位 となり、 オリンピック出場資格はボーダーの△。
      これも達成は容易ではないが、メジャーの順位が4位だけ緩和したが、2019年後半の国内での勢いが必要な点は変わらない。
    7. >メジャー1勝の場合:
      国内ツアー9試合 11試合 で10位、優勝以外のメジャー2試合で20位で、世界ランキングは10.2位 10.7位 となり、オリンピック出場資格は◎となる。
      つまり、国内10位、メジャー20位は、鈴木愛の実力からすれば、達成可能な数字であるので、メジャー優勝すればオリンピック出場は確定。

    以上の結果を纏めると次の通り:

    • 五輪代表の条件は、国内2勝以上、優勝以外の試合も上位争いして国内11位 8位 、メジャー12位より上位の成績を残すこと。
      この国内9試合 11試合 で2勝、優勝以外の7試合 9試合で11位 8位 の成績は、簡単ではないが、鈴木愛が2019年度と同等の成績(実力)を出せれば、十分に達成できる。
    • 国内は、昨年前半の実績AP=10.1と同程度の成績は残せそうであるので、予選落ちが多く、実績を詰めていない海外メジャー3試合で、 12位の成績が、日本人3人目の五輪代表のボーダーのキーとなる。
    • メジャーで1勝できれば、五輪当確の上、世界ランキングもTOP10内が見えてくる。
2.3.2 米国ツアー参戦の河本結
  • ダークホースで、期待したい一人。今年から米国ツアーに本格的参戦した。現在の世界ランクは60位と低く、現時点では、五輪代表候補は論外のレベルだ。
    しかし、ご本人は、ポイントの高い米国LPGAで活躍して、五輪代表を目指すと言っている。実際、米ツアーデビュー戦となる「ゲインブリッジLPGAアット・ボカ・リオ」(米国ツアー第2戦)で、 8位タイの好成績を上げ、上々の米ツアー参戦を果たした。ここでは、五輪代表の可能性について考えてみる
    (注:以下の推測において、試合数の評価が間違っている可能性があり、見直し中である。『しぶこ』同様に、下記ほどは厳しくはないかもしれない。)
    1. 世界ランク15位以内に入るために必要なAPとして、2019/7/1の世界ランク15位と同じと仮定すると、必要なAP=4.54。
    2. 米国ツアーの6月末までの大会数は20あるが、河本結は、米国ツアー賞金ランクがゼロからのスタートなので、推薦枠か予選(マンデートーナメント)を勝ち抜かないと本戦に出られない。 そこで、仮に6月末までに米国ツアーの半分の大会に出ると仮定する。
    3. 6月時点での試合数=51(現時点での試合)+10=61であるので、15位以内に入るには、 TP=61*4.54=277 が必要になる。
    4. 仮にしぶこでの減点割合2/3と同じと仮定すると、現在の持っているTP=84⇒56になるので、米国ツアー10試合で稼ぐべき⊿TP=277-56=221 となり、1試合平均22ポイントのRPが必要となる。
    5. 平均22ポイントのRP達成には、米国ツアー全10試合ともに3~4位以上か、4勝するか、メジャー2勝+3位以上1回を達成しないと届かない数字である。
    6. 結論として、本人には気の毒だが、数字上の可能性はゼロではないが、残念ながら五輪代表は、事実上、実現困難な数字となっている。
(1) 五輪代表獲得のための河本結の目標推定 Part1 [予想精度UP]

*** 五輪代表獲得条件の予想精度UP: Updated on Feb 2, 2020 ***

  • 上記の予想は、試合数やTPをかなりラフに見積もっている。そこで、しぶこと同様の手順で予想順位の精度を高めてみた。 その結果を下表に示す:

    YuiOlympic1

  • 対象イベント数(直近2年間の試合数)試合数 = 61 ⇒ 53 と大きく減少(2018年度の6月以前の試合数除外が未反映であったため)。
  • 出場無しの6月末TP = 56 ⇒ 62 と、少し多くなる。
  • つまり、上述の予想より、試合数、TPともに、かなり良くなり、15位以内に必要なTP=53*4.54=241 (代表条件が-36緩和)、  残り9試合で獲得すべき⊿TP=241-62 = 179 (179-221= -42 緩和)、 一試合平均RP=179/9≒20 (-2緩和)が必要。
  • 依然として、非常に厳しい数字だ。これをもとに五輪代表獲得のための目標を推定する:
    1. メジャー1勝、10位以内8試合では、15位に届かない事実は変わらない。
    2. メジャー・ツアー0勝、メジャー6位以内3試合、ツアー3位以内6試合で、15位ボーダー。
    3. ツアー2勝、ツアー10位以内7試合で、15位ボーダー。
    4. 五輪代表を確実にするには、ツアー2勝、ツアー8位以内7試合の成績が必要。
    5. 以上の考察から、前回の結果より、条件が緩和され、少しだけ現実味が帯びた。五輪出場には、残り半年足らずで、以下の目標を達成:
         「本戦9試合以上出場、海外ツアー2勝(又はメジャー1勝)、8位以内7試合」
       あるいは、
         「本戦9試合以上出場、メジャー6位以内3試合、ツアー3位以内6試合」
    6. この数字の厳しさは、代表的な日本人プレイヤーの海外ツアー参戦歴をみれば、明白:
        ●畑岡奈紗:海外ツアー参戦4年目で、メジャー0勝、海外ツアー3勝。
        ●宮里藍:メジャー0勝、海外ツアー9勝だが、海外ツアー初優勝(2009年)まで4年かかった。
    7. つまり、初参戦の海外ツアーで、上記の目標を半年足らずで達成するには、前例のない昨年の『しぶこ』以上の大躍進が必要だ。
New! (2) 五輪代表獲得のための河本結の目標推定 Part2 [計算精度UP]

*** 五輪代表獲得条件のRP,TP計算精度UP: Updated on Mar 5, 2020 Feb 9, 2020 ***

 Feb 9, 2020時点の最新情報を反映した目標推定は以下:

  • 「ブルーベイLPGA」は、コロナウィルスのため開催中止、最初のLPGAメジャー「ANAインスピレーション」は出場資格無しの状況で、国内ツアー開幕4試合に参戦となった。
  • さらに、海外ツアー2戦目「ISPSハンダ・ヴィックオープン」で予選落ちし、ポイントが入らなかったので、五輪代表は、ますます厳しくなった。
  • 6月末までに参戦を想定している試合数は、国内4試合、海外5試合、メジャー2試合だが、現時点で参加確定済は、国内4試合と海外1試合だけだ。
  • 海外ツアーで優勝して賞金ランキングを上げて、海外ツアー出場機会を増やさないと、今後も厳しい状況は続く。
  • 現時点での見直し結果をTable 3-2に示す:

    YuiOlympic2  
  • ***  : Updated on  Mar 5 Feb 15, 2020 ***

    ・海外ツアー2試合(ホンダLPGAタイランドとHSBC女子世界選手権)の開催中止は、元々出場予定は無かったので、影響なし。
    ・ISPSハンダ・オーストラリアン女子オープン(2020/2/13-2020/2/16)で、またも予選落ちしたため、五輪代表出場は、更に厳しくなった。
    ・以下に、五輪代表出場条件の再評価結果をTable 3-2a、Mar 5最新版をTable 3-2bに示す。前回からの更新個所は、取り消し線の前に記載してある。
    YuiOlympic2 YuiOlympic2
    1. 優勝なし:国内2試合 4試合 で3位、海外 5 6 試合で3位、メジャー2試合で 4 5 位。
      これを達成するには、半年間の試合でAP= 20.8 18.5 17.7 が必要。世界ランク1位のAPが8.7である事実から、数字的には 計算できても、現実的には不可能であろう。
    2. 国内1勝、海外1勝の場合1:
      国内の残り1試合 3試合で4位 3位、海外の残り4試合 5試合で5位、メジャー2試合で5位 7位 で、TP=255 266 、AP=4.63 4.66 、世界ランク14.5位 14.6位 で、 五輪出場のボーダー△。
      しかし、これには、今後の6月までの、優勝を除いた試合のAP=16.1 12.1 (優勝を含めるとAP=21.5 16.8)が必要で、達成は困難。
    3. 国内1勝、メジャー1勝の場合:
      国内の残り1試合 3試合で 6 5 位、海外5試合 6試合で 7 8 位、メジャー残り1試合で8位で、TP= 253 260 262、AP= 4.59 4.57 4.59、 世界ランク 14.7位 14.9 14.7 位で、五輪出場のボーダー△。
      同様に、今後の6月までの、優勝を除いた試合のAP=10.4 8.95 8.1(優勝を含めるとAP= 21.2 17.9 16.6 )が必要。
      優勝を除く試合でも、世界ランク1位相当が必要であり、これも達成は困難。
    4. 海外2勝の場合:
      国内の2試合 4試合で 6位 5位 、海外3試合 4試合 で6位 7位 、メジャー2試合で 7位 8位で、TP=251 260、AP=4.56 4.57、 世界ランク14.9位で、五輪出場のボーダー△。
      同様に、今後の6月までの、優勝を除いた試合のAP= 11.0 8.76 (優勝を含めるとAP=21.0 16.6)が必要。
      優勝を除く試合で、世界ランク1位相当が必要であり、これも達成は困難。
    5. 海外1勝、メジャー1勝の場合:
      優勝を除く7試合 10試合 が16位で、TP=256 262 、AP=4.65 4.6 、世界ランク 14.4位 14.7位 で、TP=256 262、AP=4.65 4.60 、 世界ランク14.4位 14.7位で、五輪出場のボーダー△。
      同様に、今後の6月までの、優勝を除いた試合のAP=4.58 3.9 (優勝を含めるとAP= 21.6 16.7)が必要。
      AP=4.56 3.9は、世界ランク15位 17位相当であり、これでようやく現実的な数字になった。
      すなわち、五輪代表には、少なくとも、海外1勝、メジャー1勝した上で、全試合で16位以上の成績を残すことが必要。
    6. 海外1勝、メジャー1勝、全試合8位以上の場合:
      優勝を除く7試合 10試合 が8位で、TP=281 292 、AP=5.10 5.13 、世界ランク11.4位 11.3位で、五輪出場は◎。
      これには、今後の6月までの、優勝を除いた試合のAP=8.14 6.93 (優勝を含めるとAP=24.3 19.7 )が必要。
      AP=8.14 6.9は、世界ランク1位 3位 相当であり、ちょっと 難しいが…
    7. 海外2勝,メジャー1勝の場合:
      国内外・メジャーの優勝以外の6試合で16位で、TP=301 308、AP=5.48 5.4 、世界ランク10.1位 10.4位で、五輪出場は◎。
      優勝以外の残りの試合のAP =4.59 (4*3.2+3*9.6+16)/8=7.2 で、世界ランク 15位 2-3位が必要。
      但し、優勝分を含めたAP=26.6 ととんでもない数字であるが、メジャー含めて3勝する実力があれば、この数字はクリアできるはずで、夢の成績として記載しておく。
    8. 結論として、五輪代表には、メジャー1勝、海外1勝が前提で、更に、優勝以外は16位以内が必要。
      しかし、海外フル出場権を持たないルーキープレイヤーが半年でメジャー1勝、海外1勝以上することは、非常に難しい。
      きびしいようだが、海外ツアーで2・3戦目で連続で予選落ちしているようでは、五輪代表は絶望。
      まずは、海外ツアーで1勝してメジャー挑戦権と、残る海外ツアー全試合の参戦権を得ないと話にならないので、それを目指して頑張ってほしい。
      その上で、メジャー1勝して初めて、五輪代表候補の一角を占めることができるようになる。そのような奇跡が起きた時点で、改めて五輪代表の目標設定を議論したい。
2.3.3 その他の日本人プレイヤー五輪候補
  • その他の日本人プレイヤー:稲見萌寧(54位)、上田桃子(61位)、比嘉 真美子(67位)、勝みなみ(68位)などだが、日本ツアーや米国メジャーのスポット参戦では五輪代表のライバルになり得ないと思う。
  • 他の米国ツアーに参戦している日本人プレイヤー:横峯さくら(133位)、上原彩子(163位)が、米国ツアーを主戦場としているが、成績は振るわず、上位に食い込めないため世界ランクは、日本国内のプレイヤーよりも低くて、問題外。
  • 世界ランク15位内に入るためには、いづれのプレイヤーも試合数が60から70と多く、少なくとも約280ポイントのTPを獲得しないといけないので、万が一、米国メジャーで優勝して一気に100ポイント加算しても、このTPに全く届かない。 もちろん、海外メジャーは、ごく選ばれた日本人プレイヤーだけしか出られないので、海外メジャー3試合ともに参加資格を得るは難しいので、きわめて難しい。
2.3.4  外国人プレイヤー五輪代表候補

どうやら、日本人プレイヤーは、鈴木愛以外は五輪代表のライバルにはならないようだ。それでは、『しぶこ』が五輪代表を確実にするために、15位以内をキープする障害となる外国人プレイヤーのライバルについて考えてみる:

  • 『しぶこ』より上位にいる世界ランク10位以内のJin Young KO(KOR)、Sung Hyun Park(KOR)、Nelly Korda(USA)、Danielle Kang(USA)、Nasa Hataoka(JPN)、Sei Young Kim(KOR)、Jeong Eun Lee6(KOR)、 Brooke M. Henderson(CAN)、Minjee Lee(AUS)、Lexi Thompson(USA)は、多少の上位変動はあるけれども、今後も米国ツアーで安定な成績をキープすると思われるので、五輪代表は確実だろう。 その意味で、これらのプレイヤーは、余りケアしても意味が無い無いだろう。
  • 現時点での世界ランク12位-25位のライバルプレイヤーは以下であり、特に、ランク変動をウオッチすべきプレイヤーだ: Hyo-Joo Kim(KOR),Ariya Jutanugarn(AUS),In Bee PARK(KOR),Ai Suzuki(JPN), Carlota Ciganda(ESP),Jessica Korda(USA),So Yeon Ryu(KOR),Mi Jung Hur(KOR),Lizette Salas(USA), Amy Yang(KOR),Hannah Green(AUS),Shanshan Feng(CHN),Hee Jeong LIM(KOR),Ji Yai SHIN(KOR)
  • 韓国勢は、世界ランク10位内に、既に五輪出場枠上限の4名がいる。五輪候補圏内にあると思われる世界ランク25位以内にさらに7名がおり、この7名が、これから半年の間、韓国4番目のプレイヤーJeong Eun Lee6を 抜くことを目指して、し烈な代表争いが繰り広げられる。したがって、『しぶこ』の最大の脅威である。しかし、Jeong Eun Lee6は、昨年のメジャー優勝の実力者で、且つ、安定な成績を残しているので、これを抜くことは容易ではない。 楽観的ではあるが、この7名が韓国代表をはやばやと諦めてくれれば、『しぶこ』代表落選のリスクは大きく減る。
  • Jessica Korda(USA), Lizette Salas(USA):USAでの五輪代表の4番目の世界ランク15位以内を目指している。実力者なので、6月までにメジャー優勝やツアー優勝すると、『しぶこ』の脅威となる。
  • Ariya Jutanugarn(AUS), Hannah Green(AUS):AUSの2番手、及び、15位以内3名を目指しているので、同じく、ツアー優勝すると『しぶこ』の脅威になるので、その成績は目が離せない。
  • Carlota Ciganda(ESP),Shanshan Feng(CHN):ESP,CHNの代表第一位なので、五輪代表は確定。その意味では、15位以内の制約はなく、目の色を変えてランクアップする必要は無い。 しかし、Carlota Cigandaは、15位ボーダーのプレイヤーであり、要注意なプレイヤーだ。



第三章 『しぶこ』の活躍まとめ

3.1【祝】 『しぶこ』、2019年JLPGAのMVP他、多数の賞を獲得!

2019年の『しぶこ』の戦績を以下に纏めた:

3.2 祝! 渋野日向子のAIG全英女子オープン優勝!!!

まずは、海外メジャー初優勝に至るハラハラ・ドキドキの優勝への軌跡を、記憶を頼りに、半年後の今、纏めてみた:
3.2.1 『しぶこ』のAIG全英女子オープン優勝への軌跡
  • 当時、「渋野」という聞いたことのない新人が、海外女子メジャーの最終日を最終組でスタートする模様を、地上波で衛星LIVE中継されるとのニュースがあり、 深夜だが、TV観戦することにした。
  • 『しぶこ』のプロフィールをWebで調べたら、いわゆる黄金世代の新人の一人で、昨年の2018年秋のプロテストに合格したルーキーだが、 今年の日本メジャー初戦の『ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ』を初出場・初優勝、その後、『アース・モンダミンカップ』で4位になり、 偶々、その時点での賞金ランキング上位の資格で、初の海外遠征であるAIG全英女子オープンの出場資格を得た、全くの新人。
  • 誰も期待しておらず、物見雄山で目標が予選通過として参戦した(たぶん...)が、初日は、まさかの7アンダー1ボギーの6アンダーで、首位と1打差の2位タイ! 成績だけでなく、そのユニークなプレイスタイルでも海外メディアの注目を浴び、スマイルシンデレラと呼ばれる。
  • ゴルフの世界では、1日だけハイスコア出して、あとはズルズル落ちていくのが普通に見かける光景だが、2日目の『しぶこ』は、違った。 4アンダー1ボギーの3アンダー! 首位から2打離されたが、3打差の2位、通算9アンダーと踏ん張り、予選通過。これで、海外メジャーの挑戦時の目標を達成!
  • 他の日本勢といえば、黄金世代の中でも第一人者の畑岡奈紗(近くの茨城県笠間市出身)や日本でトップランクの鈴木愛は、予選落ち。横峯さくら(-1)、上原彩子(E)、 勝みなみ(-1)は、カットラインが+1なので、かろうじて予選通過という状況。
  • ムービングサタディの3日目は、初日に続く、7アンダー2ボギーの5アンダーの好スコア―で、まさかの2打差の首位! 俄かにメジャー初制覇の期待が盛り上がって、最終日を迎える…
  • 最終日のラスト3ペアの組合わせは以下の通り:
    Game Time Players1 (Country)
    和 名
    Score at Start
    World RankPlayers2 (Country)
    和 名
    Score at Start
    World Rank
    3414:15Lizette Salas (USA)
    L・サラス
    -10
    28位Jin Young Ko (KOR)
    コ・ジンヨン
    -10
    1位
    3514:25Morgan Pressel (USA)
    M・プレッセル
    -10
    88位Sung Hyun Park (KOR)
    パク・ソンヒョン
    -11
    2位
    3614:35Ashleigh Buhai (RSA)
    A・ブハイ
    -12
    123位Hinako Shibuno (JPN)
    渋野日向子
    -14
    46位
  • 優勝の大本命は、世界ランク1位で今季メジャー2勝で、2週連続メジャー優勝を狙うコ・ジンヨンと同2位のパク・ソンヒョンの韓国勢。
    世界ランク28位のL・サラスも有力で、昨日まで首位だったA・ブハイ(世界ランク123位)や4位のM・プレッセル(同88位)も、世界ランクは下位とはいえ、好調。
    今季メジャー優勝者であるイ・ジョンウン6(全米女子オープン優勝、韓国出身、同8位)は10位タイ、H・グリーン(KPMG女子PGA選手権優勝、同25位)は27位タイで、上位進出を狙っている。
    海外メジャーだけに、いづれも強敵揃いであり、世界ランク46位の『しぶこ』にとっては、ちょっとでも崩れれば、TOP10狙いでも難しい状況。
  • そんな中、運命の最終組がスタート。2打差の首位でスタートした『しぶこ』は、1番ホールをパー、同組のブハイはボギーで、3打差首位に開く。しかし、L・サラスが、1,2番連続バーディをとり、12アンダーとなり、『しぶこ』は2打差首位に戻る。
  • 3番ホールでまさかのメジャーの洗礼を受ける。『しぶこ』は、ロングパットのバーディを逃した後の返しのパーパットがカップに蹴られて、その後のボギーパットも外す。
    バーディチャンスが、なんと、4パットのダブルボギーを打つ。 一方、L・サラスは4番ホールがバーディで、13アンダーとなり、『しぶこ』は12アンダーで首位陥落!
    ……「あぁ、やっぱり、ダメだ。これで、この後、崩れていくんだろうなぁ。 中嶋常幸が1986年の全英オープンで、最終日を首位と2打差の最終組でスタートし、1番でいきなりダブルボギーをたたいて、 崩れていったことを思い出して、テレビを消して寝ようと考えた。」
  • そしたら、それを察知したのだろうか、「彼女は、日本ツアーでは、バウンスバックの女王で、ボギーの後にバーディを取り返す」という戸張のTV解説が流れたので、もう少し見ることにした。
  • 残念ながら、4番はパーでバーディとれず…そう上手くは、いかないと思ったが、5番でバーディを取り、首位奪回。
  • 『しぶこ』は、6番ホールはパーだが、最終組の一人ブハイ、最終組の2つ前の世界ランク1位のコ・ジンヨン、L・サラスがバーディを取ってスコアを伸ばし、首位タイが4人と混戦。
  • 『しぶこ』は、7番でバーディをとり、本日イーブンの14アンダーに戻して、再び、単独首位。これは期待できそうと思った直後の8番で、またボギーで、首位陥落。
  • 単独首位になったL・サラスが、10番でロングパットのバーディを決める。最終日のスタート時点では、『しぶこ』は、14アンダーでL・サラスの10アンダーに対して、 4打差のリードがあったが、この時点では、L・サラスが15アンダーに伸ばして、13アンダーの『しぶこ』は、逆に2打追いかける展開。
  • 『しぶこ』は、後半のINに強く、INの成績が、初日6バーディ・ノーボギー、2日目1バーディ・ノーボギー、3日目6バーディ・ノーボギーと、抜群の成績なので、 後半の追い上げに期待ができるとの、慰めとも思えるTV解説を聞いていたら、INの最初の10番でエッジからのロングパットを決めてバーディー奪取し、本日イーブンの14アンダーに戻して、 コ・ジンヨンと2位タイに並び、首位L・サラスと1打差に迫る。
  • しかし、L・サラスが、次の11番でバーディをとり、16アンダーとして、『しぶこ』との差を2打差に戻し、一進一退が続く。
  • コ・ジンヨンも12番、13番の連続バーディで、この日6アンダーの通算16アンダーの首位タイに進出。流石、世界ランキング1位で、先週のメジャー優勝者だけのことはあり、大本命が首位タイにきて、『しぶこ』危うし。
  • 『しぶこ』は、11番のロングホールでバーディを取れず、2打差を詰められなかったが、つづく12番のパー4で、ドライバーフルショットによる池越えのショートカットに挑戦。 ぎりぎり池越えのワンオンに成功!(失うもののない挑戦者とはいえ、勇気あるなぁ…) イーグルは外したが、楽々バーディ。続く、13番も連続バーディをとり、16アンダーとして、ついにL・サラス、コ・ジンヨンと首位タイに並ぶ。
  • L・サラスは、15番のロングホールでバーディを取り、17アンダーの単独首位、コ・ジンヨンはバーディ外して2位。
  • 『しぶこ』は、15番のロングホールでバーディを取り、17アンダーとして、L・サラスと首位タイに並ぶ。一方、コ・ジンヨンは、しぶとくパーセーブするものの、勢いが止まり、優勝争いは、『しぶこ』とL・サラスとの一騎打ちの様相
  • 優勝のプレッシャがかかる中、16,17番では、『しぶこ』とL・サラスともに、パーでスコア伸ばせず。
  • そして、運命の18番、最終組の2つ前の同率首位のL・サラスが、TV解説の樋口久子の予言通り、短いバーディーパットをカップをなめて外した後、
    海外メジャー初優勝という、とんでもないプレッシャーが加わる中で、15番ホールや18番ホールでグリーンへのショットを待つ『しぶこ』は、スロープレイの前の組へのあてつけ(*1)か、 TVカメラの前で「たらたらしてんじゃねーよ」を齧って食べるジョークパーフォーマンスや、 14番ホールではキャディの青木コーチに引っ張ってもらいながら笑顔を見せて、グリーンに向かい坂を上る姿を、全世界に向けて発信。

      *1:『しぶこ』のプレイは、早く、アドレスに入ったらすぐに打つので、カメラマンも      追いかけるのが大変。こんな外連味の無い所も人気の一つ。

  • これまで、メジャー初優勝のかかった場面で、こんなことやるプレイヤーは、前代未聞という、衝撃映像をみせられて、日本の解説陣や、おそらく全世界の視聴者を呆れさせるほどの余裕を見せる。
  • 実際には、キャディの青木コーチは、緊張とプレッシャーで吐きそうだったという、ハラハラ、ドキドキの中、『しぶこ』は、優勝を決めるバーディパットをあの強気の壁ドンパットで決める。初出場・初優勝の偉業を達成!!!
  • そして、日本では、『しぶこフィーバー』が始まる…
3.2.2 最終スコア

 14番ホール終了時点で、首位と1打差までに5人もおり、大接戦であったことがわかる。 コ・ジンヨンやL・サラスが、最終日スコアーを6アンダーとして、猛追してきたものの、あがり4ホールでスコアを2アンダー伸ばすことによって、世界ランク上位者を破ってのどうどうの優勝。
 信じられない戦い方で、「あっぱれ!」としか言えない強運、そして実力の持ち主だ。
 これに加え、ラウンド間移動中、ギャラリーに笑顔でハイタッチで応じ、子供には優しいホスピタリティ。
 さらに、ジョークを交えたトークでマスコミ対応も絶妙など、まさにスーパースターだ。
 最終日の優勝争いしたラスト3ペアの通算スコア、今日のスコア、最終順位を下記に示す:

Player123456789101112131415161718TodayRank
渋野日向子-14-14-12-12-13-13-14-13-13-14-14-15-16-16-17-17-17-18-41位
A・ブハイ-11-11-11-12-12-13-13-13-12-13-13-14-15-15-15-14-14-14-35位
L・サラス-11-12-12-13-13-12-13-13-14-15-16-16-16-16-17-17-17-17-62位
コ・ジンヨン-10-10-10-10-11-12-13-13-13-14-15-15-16-16-16-16-16-16-63位
M・プレッセル-10-10-10-10-10-10-10-11-11-11-13-13-14-15-15-16-16-15-54位
パク・ソンヒョン-11-11-10-10-10-10-10-10-11-11-11-12-12-11-11-11-11-10+18位

 次に、『しぶこ』の4日間のホールごとのストロークを下記に示す。これを見ると、後半(IN)のホールが、バーディラッシュ(水色)で、且つ、 ノーボギー(薄橙/橙色なし)と圧巻の成績で、これが優勝の主因だろう。メジャー勝利には、これ位の爆発力が無いと無理なんだろうと思うスコアだ。

AIGShibkoScore


第4章 『しぶこ』の写真集

4.1 『しぶこ』の2019AIG全英女子オープンゴルフ写真集

優勝の瞬間 優勝カップへkiss 表彰式へのアプローチ中
Fig. 優勝の瞬間 Fig. 優勝カップへkiss Fig. 表彰式へのアプローチ途中で声援に答えて
優勝カップ受領の瞬間 優勝カップで万歳 表彰式直後の優勝インタビュー
Fig. 優勝カップ受領の瞬間 Fig. 優勝カップで万歳 Fig. 表彰式直後の優勝インタビュー
優勝翌日の撮影1 優勝翌日の撮影2 最終日12H
Fig. 優勝翌日の撮影1 Fig. 優勝翌日の撮影2 Fig. 最終日、勝負の12Hの第一打フルショット
3日目ラウンド中の笑顔 2日目ホール移動中 2日目1Hの第一打
Fig. 3日目ラウンド中の笑顔 Fig. 2日目のラウンド、ギャラリーに拍手で
迎えられるスマイルシンデレラ
Fig. 2日目1Hでの第一打のフルショット
もぐもぐタイム1 もぐもぐタイム2 もぐもぐタイム3
Fig.もぐもぐタイム1-練習ラウンド Fig.もぐもぐタイム2-15H Fig.もぐもぐタイム3-18H

4.2 その他『しぶこ』の写真集 (TBA)

写 真タイトル写 真タイトル
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